愛窪(えくぼ)ちゃんの朝~2~
お母さんは
北新地にお店をだしてたけど
体を壊して・・・やめた。
「だから
アタシおかあさんは
子どもはみてもくれないねん」
「そっかぁ~
お母さん波瀾万丈だもんね。」
ただ一人2番目のお兄ちゃんだけが
優しく色々助けてくれるらしい。
「へえ~いいお兄ちゃんやん!」
「そうなんです。
お兄ちゃんだけ。。。
アタシの子どもを
めちゃ可愛がってくれるのは。」
笑窪ちゃんの頬が
ポッコリほころんだ。
「今日はお兄ちゃんが
仕事帰りにアタシの家まで
子どもらを迎えに来て
連れて帰ってくれたんです。」
「えーっ?
お兄ちゃん有り得んくらい優しいやん。
僕はてっきり元旦那に見てもらうんやと
おもってたよ。」←
男の余計な一言に
笑窪ちゃんの表情が少し曇った。
「元旦那とは・・・
2年前に別れたけど・・・
去年の親権の調停からはずっと
会ってません。」
「あっ?・・・・・・ごめん」
「いいよ。
お兄ちゃんも仕事あるし
そうそうは頼めないです(笑)。」
彼女の言葉には嘘はなかった。
そんな中
子どもを置いて逢ってくれてる彼女に
男は申し訳なくなっていた。
(そわな貴重な時間
何もこんなおっさんと・・・ねえ)
「でもさあ~君
他にもあちこちから
誘われてるんちゃうのん?」
「うん。
すごい誘われますよぉ~」
「それなのに
よりによってなんで?
僕みたいな
こんなおっさんと?
ヤクルト500円やそこらしか
買ってないし、
もっと大口のお客さんも
いてるやろうに・・・」
愛窪ちゃんがプッて笑った。
(あっ?
ここ受けたのか?)
そして一呼吸おいて言った。
「なんか合う気がするです。」
「ええー?」
「アタシね
実はー
こう見えて今まで振ってきた男の人は
50人以上なんですよ。」
「それ解るわ。男を霧中にさせる感じ。
僕もね
結構やっちゃってるわ(笑)」
「でしょ。
なんとなくわかってましたよ。(笑)」
「げっ?」
笑窪ちゃんのお話は
貯まっていた物を費やすように
まだまだつづいた。
『すいませ~ん
ビールもう1本
おねがいしま~す。!』
つづく
コメント
2015/10/06 11:14
4. >>3 讃岐のチヌ法師さん
そんな大それたことは
出来ませんけど
小さな事からコツコツとね~
可愛がってあげたいてす。←
返コメ
2015/10/06 10:56
3. 足長オジサンになる気ですかね(*^▽^)/★*☆♪
返コメ
2015/10/06 7:56
2. >>1 削除しまくる、うさぎ、さん
そろそろ
写メにトライしましょう。
返コメ
2015/10/06 4:17
1. ただいま~~、社長、、あやうく?買ったばかりの、スマホ、水没しそうに、、、
返コメ