愛窪(えくぼ)ちゃんの朝~2~
50代半ば  大阪府
2015/10/06 3:23
愛窪(えくぼ)ちゃんの朝~2~
お母さんは
北新地にお店をだしてたけど
体を壊して・・・やめた。

「だから
アタシおかあさんは
子どもはみてもくれないねん」

「そっかぁ~
お母さん波瀾万丈だもんね。」

ただ一人2番目のお兄ちゃんだけが
優しく色々助けてくれるらしい。

「へえ~いいお兄ちゃんやん!」

「そうなんです。
お兄ちゃんだけ。。。
アタシの子どもを
めちゃ可愛がってくれるのは。」

笑窪ちゃんの頬が
ポッコリほころんだ。

「今日はお兄ちゃんが
仕事帰りにアタシの家まで
子どもらを迎えに来て
連れて帰ってくれたんです。」

「えーっ?
お兄ちゃん有り得んくらい優しいやん。
僕はてっきり元旦那に見てもらうんやと
おもってたよ。」←

男の余計な一言に
笑窪ちゃんの表情が少し曇った。

「元旦那とは・・・
2年前に別れたけど・・・
去年の親権の調停からはずっと
会ってません。」

「あっ?・・・・・・ごめん」

「いいよ。
お兄ちゃんも仕事あるし
そうそうは頼めないです(笑)。」

彼女の言葉には嘘はなかった。
そんな中
子どもを置いて逢ってくれてる彼女に
男は申し訳なくなっていた。

(そわな貴重な時間
何もこんなおっさんと・・・ねえ)

「でもさあ~君
他にもあちこちから
誘われてるんちゃうのん?」

「うん。
すごい誘われますよぉ~」

「それなのに
よりによってなんで?
僕みたいな
こんなおっさんと?
ヤクルト500円やそこらしか
買ってないし、
もっと大口のお客さんも
いてるやろうに・・・」

愛窪ちゃんがプッて笑った。

(あっ?
ここ受けたのか?)

そして一呼吸おいて言った。

「なんか合う気がするです。」

「ええー?」

「アタシね
実はー
こう見えて今まで振ってきた男の人は
50人以上なんですよ。」

「それ解るわ。男を霧中にさせる感じ。
僕もね
結構やっちゃってるわ(笑)」

「でしょ。
なんとなくわかってましたよ。(笑)」

「げっ?」


笑窪ちゃんのお話は
貯まっていた物を費やすように
まだまだつづいた。

『すいませ~ん
ビールもう1本
おねがいしま~す。!』

つづく
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コメント

50代半ば  大阪府

2015/10/06 11:14

4.  >>3 讃岐のチヌ法師さん
そんな大それたことは
出来ませんけど
小さな事からコツコツとね~
可愛がってあげたいてす。←

70代以上  香川県

2015/10/06 10:56

3. 足長オジサンになる気ですかね(*^▽^)/★*☆♪

50代半ば  大阪府

2015/10/06 7:56

2.  >>1 削除しまくる、うさぎ、さん
そろそろ
写メにトライしましょう。

50代半ば  北海道(道央)

2015/10/06 4:17

1. ただいま~~、社長、、あやうく?買ったばかりの、スマホ、水没しそうに、、、

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