笑窪（えくぼ）ちゃんの朝～5～

幼い子どもを二人も抱えて
働くママは大変です。

愛窪ちゃんの場合は
4歳の女の子と2歳の男の子です。

これからいよいよお母さんが
傍に居てあげなきゃならない
大事な期間ですもの。

そりゃーお酒が強くて
人当たりの良い娘ですから
飲み屋とかバーで働けば
生活もうんと楽になる筈ですが

そこは
愛窪ちゃん自身が子どもの頃
新地で働くお母さんを見ていて

できる限り子どもの傍に
居てあげる事を優先して
ヤクルトに決めたそうなんです。

ヤクルトなら
ママがお仕事中はずっと子どもちゃんを
預かってくれますからね。

とはいっても
子どもちゃんの事ですから
ちょくちょく熱を出したり
吐いたりとかあると

他の子のてまえ預かってもらえなくて
その時はお休みしなきゃなりません。

歩合でそれでなくても
お給料はいいとは言えませんのに
そこは辛いところですよね。

まあね
そういうことって
なにも愛窪ちゃんだけじゃなくて
巷にはがんばってるママは
沢山居てはりますよね。

愛窪ちゃんとはたまたまね
波長があって
仲良くなったものですから

そうたまたまね
気になってるんでしょうね。

最初は50㎝くらいから
今では10㎝くらいまで
際どく近いんですけど・・・

愛窪ちゃんは引かないんです。
これはセクハラすれすれの距離かもです。

て言うか最近やっと
気になっていた
愛窪ちゃんの肩と背筋を触りました。

「・・・・」∵

硬かった～。

背中から脊椎周りを当たってみたら
なんと

鉄板みたいに

硬かった～。

普通は大抵
指が入るんですけど、、、

肩も背中にも全く入りませんでした。
う～(*´ω｀*)
これって
相当

硬い！

僕は思わず

「君！これはかなりやん！」

そう言ってさらに小さな声で
（解してあげたいやん。）

あっ、
これは殆んど聞こえてなかったと
思います。

僕ね
その人の背中を触れば
何となく
その人の日々の思い入れが
わかるんです。

なんか
切なくなっちゃいました。

旦那が居て
普通に子育てするんだって
大変なのに・・・

下の男の子のお宮参りを
一人で行った話とか
いろいろを聞いてるもんだから

余計に優しくしたく
なっちゃうんですよ～。

う～(*´ω｀*)愛窪ちゃん～