ラブホ時雨(しぐれ)日記~
時を得て
降る秋雨に
しっとり濡れて
心から
蘇り来(きた)る
ラブホかな
「・・・・・・・」
久方ぶりのラブホであった。
10ヶ月振り?
「今日はエッチするん?」
おんながお伺いをたてるように
唐突に呟いた。
「えっ?・・・・
どっちでもええよ。」
おとこには
本当にどちらでもよかった。
毎週ぶれることなく
尼崎の女に抜かれており
2日連続の遠距離出張で疲れマックスだった。
この会話自体
ラブホでラーメンとトンカツプレートを
食べながらするのは
かなりのイレギュラーだった。
女にしてみれば
ベビーローションとオイルを買ってきて
マッサージして
マッサージの仕方も教えてほしいと
男に頼んだ手前、、、
流れでラブホに入ったとはいえ
以前のような関係に戻れるか
確信がなかったのかもしれない。
「うぅわぁ~!
ここのポイントだけで
180ポイントもたまってるやん!」
メンバーカードを引き抜きながら
男が誇張した。
女も認めた。
「あはは、そうなん?
こここへ変わる前のとこでも
結構いってたよね~
あれ足したらもっとやん(笑) 」
なんとなく酸っぱい古傷を
見せ合うような掛け合いになっていた。
そして
ここから
再び始まる
ラブホの時雨
いくら足掻いても
切るにきれない契りと
抗い続けた争いの記憶が
冬に跨がる時雨のように
男と女を繋ぎ止める。
この鎖を脚に架け
行けるとこまで
肩を抱きあい
「お風呂いれたぁー?」
「まだや。
いれようか!」
「うん。はいる。」
・
・
・
・
あとはしぐれて
素肌に濡れて
乱れるシーツの
皺に溺れて
やっちゃうんですね~(´・ω・`)
コメント
2015/11/21 21:48
4. ヤレヤレ
やっちまったなッ(笑)
返コメ
2015/11/21 20:30
3. 結局…
やっちゃうんだな~(( ̄_|
返コメ
2015/11/21 20:23
2. >>1 パク !さん
振り返る
蘇る
きが変わる~(´・ω・`)
返コメ
2015/11/21 20:07
1.
カエルゎ同伴?
返コメ