ラブホな会話~(*´ω`*)騙されたよ~
午後6時
奈良の女は車に乗り込むなり
右のハイヒールを脱いで
いじりだした。
女
「ほらー、飾りのビーズがもどけて
外れそうやねん。」
この日は
ラブホ経由で夜そのまま
キャバクラに送ることになっていた。
女
「大丈夫かなぁ~これ」
男(運転しながら横目でちらっと見た)
「ああ、吊り糸が1ヵ所切れてるやん
でももう一方がしっかり付いてそうやから
当座大丈夫やで。」
女
「彦ちゃん、治してぇ~」
男
「裁縫道具があれば
直ぐなおしてやるねんけど、、、」
奈良の女はいつもこんな風に
もたれ掛かってくる。
女
「私、まだ子どもやもん。」
男
「そやね、そんなこと言いもって
お前ももう23歳やな。(*^^*)」
女
「ちゃうでー、今年で22やし。!」
男
「えっ!あっ?うっ!おい?
・・・・・
確かに僕らは付き合って6年目やな。」
女
「そうなるかなぁ?ケラケラ」
そもそも初対面
夜のパーティーで
ガッツリお化粧をした女は20歳だと
鯖を読んでいた。
男
「あのあと素っぴんで来たとき
お前の歳に気付くべきやったわ」
女
「あはは、
そんなん解ってても
いっしょちゃうのん?」
男
「いや、おまえが、17って言うたら
こうはならんかったで!
あの頃サイトで逢った子が
あんまり幼くてきいたら17やったから
手をださんかったもん。」
女
「ほんまかー
嘘ついといてよかったわ。ぁ~」
男
「結局 ずるずる
お前のペースでここまて来てもたな」
女
「もう済んだことはええやん。」
それでもやはり
何処か釈然としないおっさんが居た。
男
「あの一年後も
19や言うて役所に住基カード取りに行った時
まだ18やったんか?」
←なんでも真に受けてしまうおっさんが悪い
女
「しやから、大人のくせに済んだこと
グズグスいわんといて!」
男
「・・・・・・・・カン★″」
確かになんと言われようと
その頃の男は
その女の若くてはちきれそうな体に
夢中になっていた。
まさに谷崎潤一郎の
【痴人の愛】そのものだった。
ただひとつ
譲治が愛したナオミと違うのは
奈良の女は悪女でも小悪魔でもなくて
誰かに構って欲しいだけの迷子のようだった。
女
「今日はなあ
新しいお店がオープンするから
応援頼まれていくねん。
バッチリお化粧したし、
可愛いやろ!なあ!」
男
「そうかなぁ?
僕は素っぴんのが好きやで。
お前、化粧したら人格変わるし。(笑)」
女
「知ってる、、、夜入る時は
自信過剰やないとやっていかれへんねん。」
男
「そやな。
これが初対面で街頭でであってたら
君、きれいやで。」←あっ、言わされた
男と女はいつしか
JR奈良に着いていた。
男
「あんまり無理して呑みなや。」
女
「うん、わかってる。
彦ちゃんありがとう♪」
そう言って
女は雑踏に消えた。
男はこのまま
騙され続けるのも
悪くないと
思った。
コメント
2015/12/20 19:53
6. >>4 ひろりんさん
えっ?
お断りしたって?
だれのお話しですかぁ?
お姉様にもそんな頃が
あったんやぁ~う~(*´ω`*)
返コメ
2015/12/20 19:52
5. >>3 わんこさん
こんばんはー。(^_^)
その後誕生日が来る度に
今度こそほんとに19や20やと
言われ続けてその都度
やらかした感にうなされてました。
う~(*´ω`*)
返コメ
2015/12/20 19:32
4. 出会いは未成年〓
ヤダ ヤダッ
っつうか
出会った相手がその筋のおさ~んやなしで良かったなぁ
厄介やさかいに
常識人やったし何事もなしでお断り出来たんやけどぅ
あっ えっ
若い頃の話やで
返コメ
2015/12/20 19:18
3. 娘と2つくらいしか違わないから複雑な心境。だけどその時期には湖さんと出会ったのはよかったのかも。
返コメ
2015/12/20 19:05
2. >>1 スパルタさん
そうですね。
今更遅いってことですね。(笑)
可愛すぎる嘘を
真に受けるおっさんにも
こまったものですけど
う~(*´ω`*)
返コメ
2015/12/20 18:54
1.
騙すより
騙される方が 良いですね~ ( ̄▽ ̄)
返コメ