ラブホの一丁目～奈良の女は離れないー3ー

女のマンションから
ラブホ迄
車でおよそ10分ほどだった。

奈良国際ゴルフ倶楽部
通称ナラコクを横切り
阪奈道路を宝来までいくと

小洒落たラブホが数件建ち並んでいる。

その中でも
他の客とは鉢合わせしない
各室パーキング付きのラブホが
男と女の定宿になっていた。

年が明けて間がないと言うのに
部屋は8割りがた
埋まっていた。

女
「彦ちゃん～
ローション持ってきてなぁ～」

奈良の女はとにかく
ローションが
大好きだ。

男は女にねだられて
色々試して六種類のローションを
車につんでいた。

男
「わかったよ～
今日はベビーローションでいくよ。」

決まった。←

結局これが
一番延びがよくて
後がべたつかない。

そしてなにより匂いが
残らない。←これがありがたい。

さらに女の乾燥肌には
最適だった。(*^^*)

なんだろ？
この気配りは？

女とこうなってからの
６年という月日が
男の愛しかたをこんな形に
表現させていた。

奈良の女はソファーに
体育座りするともう
動かない。

頬杖ついてタバコをふかしながら
メニューから欲しいものを選ぶ。

女「彦ちゃ～ん
ナポリタンとウーロン茶ぁ～
たのんでぇ～」

いつものことだ。

男はお風呂のカランをひねって
湯加減を見ていると

女
「熱い目にしてなぁ～
香料とバブルもいれといてぇ～」

まったく世話のやける女だ。

男はふと
尼崎の女と比較してしまう。

（尼なら・・・男がさっさとパンいちになって
ベットに転がっている。う～(´・ω・`)）

このギャップに男はわらけてきた。

尼の女なら
カランをひねって湯加減をみて
空調をあわせてからソファーに座る。←

ただしその後はお風呂が入るまで
テレビを見もって
ネットでお気に入りグッズを漁る。(*^^*)

そうそこからが
奈良の女はどんどん可愛くなっていく。

男が仰せの通り用事を済ますまで
女は
ソファーでただひたすら
男を待っている。(´・ω・`)←

あっ？これが
ツンデレってやつ？

男がベッドに座ると
溜まっていた話を延々と吐き出し始めるのだ。

う～(´・ω・`)