奈良の女は
M男いじりが
上手かった。

男が知る限りこれまで
３人のM男とバイセクが登場していた。

たが女は
自分は潔白だと言う。

その潔白という意味が
さっぱり理解できず首をかしげる男に

まるで証拠写真を提出するように
携帯のアルバムをめくって見せた。

そこには
年の頃は30から50くらいのM男たちが
写っていた。

あるものは猿轡を噛み首輪で繋がれ
またあるものは
ビールっ腹をしきるように
ピンクのブラを嵌めていた。

茶瓶なようにてかった頭には
小さなパンティーを被り
太股をヒールで踏まれて恍惚の表情をしている。

おい？
なんやねんこれ。
前見たときよりグレードアップしとるやん。

女
「こいつ、葬儀屋の偉いさんで
嫁も子供もいてるねんで(笑)」

男「・・・気持ち悪ぅ～」

女
「しやろ！
絶対ひとりでは会わへんで。
女友達と二人で行くぅ。
私は踏んだりしばいたり罵しる役な」

男
「なるほどな～(´・ω・`)
お前が切れたらそこいらのおっさんなら
ビビるやろうね。(笑)」

これまで幾度となく
女が壊れる修羅場を見てきた男には
M男をいたぶる情景が目に浮かんだ。

男
「おまえ、
僕の前では弱虫のくせになぁ～
ようやるわ。」

女は頬を赤らめて
目をクシャクシャにして
笑った。←

男
「あほか？」

そして
一年ほど前から貢いでくれている
最近のM男の写メを拡大して見せた。

女
「昨日はこいつと京都のオーパ行ってん。」

それは見た目は30半ばくらいの
オタクっぽいおっさんだった。

女
「ちゃうでぇ～(笑)
こいつ若作りしてるけど軽く40は過ぎてるし。」

男
「服でも買って貰ったんかぁ？」

女
「うん。カードで十万は買うてくれた。」

男
「おーい。そんなんより
お前お金で欲しいやろ。」

女
「そやけどな。(笑)
こいつお金はもってないねん。」

男

「それって聞けば聞くほどなんか
ヤバイひとやん。
つーか、お前やっぱ
やらせてるやろそれ。」

女
「無理！無理！無理！
キモいし
たまにやらせえくださいよぉ～とか
甘えてくるけどな
女のオシッコ飲ませてもろとるから
汚すぎるやん。(笑)」

男「・・・・・あっ？ははは」

奈良の女は
まるで女友達にでも話すように
男に洗いざらいぶちまけていた。

そろそろ
お風呂が溜まったようだ。

そしてここからが
女がMAGROになる
ネクストステージが始まるのたった。