ぴゅー！
23時49分
お布団に潜り込み
わんこは
僕のお臍の辺りで丸まって
僕達（僕とわんこ）は
すっかり就寝モードでした。

ウトロウトロしてたら
枕元のラインがぴゅー！って
なりました。

やれやれ
尼崎のおやすみコールか
それとも
奈良のおはようコールか

なんて内心半喜びで
ラインを開きました。

すると意外でした

えっ！
愛窪ちゃんやんか。（ドキドキ）

愛窪にゃん
「みぞおちの辺が痛くて寝られへん(>_<)」

えっーーー！
なんとかしなきゃ！

ーわんことウトロウトロしてる場合か
行ってあげないと
子供ちゃん寝かして一人で心細いやん

ーでもこの時間
奥さんに何て行って出かけるの

どうすんねん
おっさん！

・
・
・
・
・


なにもできない
おっさんの唄

ごめんな
おっさん手荷物もって
歩くの遅い

堪忍やで
おっさん荷物背負って
振り向けない

気持ちはあっても
布団の中でわんこと一緒

睡魔にまけて
すいません。（言うてる場合か）

考えあぐねて
ぴゅー！

僕
「えーっ？
胃かなぁー？
困ったね(´-ω-`)ね」←送信

まじ布団の中で困ってるだけ
しかできないもどかしか。。。

かといって
お節介がましいことや
過度の心配は相手の負担になるし。

ぐっと
おとなしく
すぐに眠りに落ちてたおっさんでした。

こんなとき
きっと一人で不安だろうなあ。
（愛窪ちゃん頑張って～(´・ω・`)）

6時06分

ぴゅー！！！

愛窪ちゃん
「大丈夫でした(*´ω｀*)
今日も１日頑張りましょう＼(^^)／」

人間一晩寝れば
大抵のことはなんとか
なってるもんだ。【彦語録】

でもきっと
大丈夫なんかじゃなかった筈です。

いつもは10時半頃には来るのに
今朝は11時を回ってました。

あっ！
愛窪ちゃんの朝がきました。


愛窪ちゃん
「おはようございます。
遅くなってすいません。」

それでなくても寒さ深い今日なのに
愛窪はもちろん素っぴんの髪の毛バサバサ
見るからに疲れた様子でした。

う～(´・ω・`)

僕はいつもより
体温が伝わりやすい息使いで
温かくみつめました。

僕
「どの辺りが痛かったの？」
なんていきなり聞いちゃってました。

愛窪ちゃん
「この辺とこの辺」

風防のレインコート越しに
みぞおちから右のあばら骨の際を
押さえてみせました。

あっ？
僕の手が
レインコートのチャックを下ろして
愛窪ちゃんのお腹に滑り込んでました。

えっ？
僕が意外だった。

ぼくはお医者さんでもないのに
うん十年女性の体をいじくってただけやけど

指先に全神経を集中して
痼とか浮腫とか探してたんですね。


おっさんの無欲の触診です。


僕
「肝臓とかやったら痛みはない筈やし
痼もなさそうやからね。うんうん
多分胃関係なと思うけど～
様子見て違和感があったら
お医者さんにいきな。」

おっさんのカルテは口だけでしたけど。

でも
まじ一生懸命でありました。
←誠意は伝わったと思う



エロじゃないから。
う～(´・ω・`)