その夜
やつと得意先のOLは
曲がりなりにも
オルガスムスを共有する
秘密の関係になりました。

文字通り狂乱のあと

やつは両手で手枕をして
女はぼーぼーと放置したやつの脇毛に
鼻を押し当てて
やつの分厚い胸を枕にした。とさ
（女の惚気話より）

そして
お互の洗いざらいを語りあったそうです。

女
「〇〇さんーあたしほんまの淫乱やねん。」

「・・・」←やつはまだ総入れ歯を外したまま。

女
「あたしこどもが３人いてて
実家でみてもらってるねん。
ほんで
今の旦那は幼馴染みで・・
もと〇〇組のチンピラやってんけど
人がよすぎて喰い摘めて今
トラックの運ちゃんしてる。」

「・・・」←まだ入れ歯を入れる気になれない

女
「旦那とはふたりとも寂しがりやから
都合で一緒にいてるだけやねん。
けど・・・あたし
まだ寂しいから
もう一人恋人いてるねん。
て言うか一人の男で満足でけへんねん。」

「・・・・・」←

女
「入れて貰われへんかったけど
こんな気持ち良かったん
〇〇さんがはじめてやわ」

「！」

女
「あたし〇〇さんの言うことなら何でも聞くし」

それは気まぐれなピロートークとは違っていた。
女は言った通り
その後は何でもやつの言いなりでした。

女が夫婦で
消費者金融に追われたとき
やつが民商の友人に処理させて
助けたことがありました。

その時
女はやつに言われるままに
男と離婚しました。
（民商といっても
やつは共産党員ではないですよ。念のため）

女はそのひと夜の交わりで
すっかりやつに染まってました。

女は思いの丈を吐き出しました。

それを見届けて
やつは頬を紅潮させて
ようやく総入れ歯を装着しました。

やつ
「君、乳首を吸うてくれへんか？」

そして今度は
やつが自分の洗いざらいを
語りはじめたそうです。