ねえ～
「なんで～？」

まじなんでえ～って
聞いたら

「この３月にそれをもって帰ったら
上にすごく怒られるんです。」

だとか。

それでね
すっげぇ～困った顔で
「助けると思ってお願いします。」

などと言って
手を合わせるんですよ。

なんかまるで僕が
意地悪してるみたいで
て言うか
僕のほうが意味が解らなくて
額に汗が出てきちゃってました。

だからもう一度ハッキリと
言ってやりました。

「だからぁ～
お宅から借りていた残額を
みんなお返ししますから
手続きを宜しく。！」

するとさらに倒れそうな勢いで

信金の行員さんが

「いや、それは
もうちょっと待って下さい！
もうちょっと！
ももちょっと！
いまじゃなくて！」

でね
なんでこんなにお願いされちゃうのか
ひょっとしてこのおじさんに
なんか僕
弱味とか恩義とか
あったのかなぁー？って

自分の人生を振り替えってみました。

「あの、すいませんけど、
貴方のお願いを聞いてあげたら
なんかいいこと
メリットとかあるんですか？」

するとなんと
その行員さんきっぱりと

こう答えました
「なにもないです！」

あまりにもきっぱりだったので
僕は思わず
後ずさりしました。

「じゃじゃじゃぁあさー
なんで？わざわざ金利の高い残金を
返すのを待たないとだめなんですか？」

行員
「借りてもらいたいのに
返す話をもって帰ったら
成績が・・・
立場が・・・
上司にきつく怒られるんです。
困るんです。」

ああかんわ
すごい迫力や。



う～(´・ω・`)

苦しい時に
さんざん足もと見られて
高目の金利に
さらに保証協会の保証料までとられて
やっとみんな返せるってのに


これって
ぼくの人情テイストを
試されているんでしょうか？




唖然としていたら
「今日のところは
帰らせて下さい＄＆￡§◎￡￠§＠＊＆◎」
って
あっというまに帰られました。




トンズラか！