馴れ合い・・・
と言うのではなくて

マンネリ・・・
と言うのでもない

それは
アフターファイブ
彼女が助手席に
腰をおろした瞬間から
なんとなく
身を包むダウナーな
時の流れです。

お互いにその横顔を
チラ見しながら

男は運転に注意を払い
女はシートにめり込むくらい
身を沈めたまま
ネットショプにひと通り目を通してから
仮眠します。

そんな彼女を
横からパシャリ

後はラブホの部屋まで
版で捺したような
ルーティーンです。

お互いがけん玉のように
付かず離れず
こころの準備をするように・・・

それまでは
部屋に入るなり
彼女が音調と温調を弄り
お風呂を入れに走っていました。

それが
あの大切な所から
お風呂のお湯が出てきてからは

それも
熱湯でタブを洗うために
男の仕事になりました。

仮面ライダー1号です。

彼女は
ボタンを緩め
スカートをまくり繰り上げて
らぶほの長椅子で
まるでにゃんこのように
寛ぎます。

足のネールを剥がす
女友達と電話する。（シーッ！）
トイレの扉をﾊﾝﾋﾞﾗｷﾆして入る。
（男がこれすると怒ります。）

男はベッドで
老体の整備のためにストレッチです。

そしてこのあと
ラブホの徒然に
いよいよもって一つに重なる



男と女の


徒然



なんですね。


そんな


淡い寛ぎに


あなたもいつか



浸って
みませんかぁ～(*´ω｀*)