忘れられない人か､そりゃまあ確かにいるわな でも忘れたﾌﾘして暮らしていかなきゃ駄目だろ｡『さよならを繰り返し君は大人になる』と歌にもあるではないか｡人生は克服の連続だ､その過程でｳｼﾞｳｼﾞするも良し､泣き暮らすのも良し､酒に逃げるのも良し｡いつかは立ち直って前に進めばいいんでない｡そんな俺の元にも５年前に別れた女から突然結婚式の招待状が来た｡もちろん別れてから一度も会ってないし連絡もとっていない｡『別れてもただ君の幸せだけを祈る』そんなに俺は大人じゃない､別れたらもう忘れて完全に過去のﾓﾉにしたい｡それに今更どんな顔して式にでるんだよ？確かに君の幸せを祝福する気はある｡でももう君の事を思い返したくはないし会いたくもない｡あの頃確かに聞いた声､触れた温もり､そして少し憎らしかった仕草｡君の全ては今や過去の良き思い出｡それだけでいい｡過去は振り返りたくない｡ 『どうして君を好きになってしまったたんだろう？｡どんなに時が流れても君はずっと側にいるとおもってたのに｡ 特別な意味を持つ今日を｡幸せが溢れだす今日を､綺麗な姿で神様に誓ってる君｡僕じゃない人の隣で祝福されてる姿を僕はどうやって見送ればいいのだろう？』この歌は本当に切ないな｡でも『君が幸せならそれでいい』なんて本当は嘘だろ？本当に好きならなりふりかまわずもっとがむしゃらになるはずだ｡絶対そんなｸｰﾙにはいられない｡そう､あれはteenage love今じゃﾒﾓﾘｰの中だけのteenage love