昨日のこと｡


お昼過ぎ｡

に向かいﾊﾟﾁﾊﾟﾁ仕事しておりましたらば､右側より､


｢誰々さんの何々がなくなった｣


という話し声が聞こえる｡







え｡


ｲﾔな予感…｡



いやいや､ｱﾀｼに話ししてるわけじゃないしな｡


仕事､仕事｡






更に､17時前｡



｢○△さんの差し歯がなくなった｣



という会話に巻き込まれる｡






あ―…やっぱりｲﾔな話しだった｡





｢ﾗﾑはあの部屋に入った？｣←師長


｢いえ｡一歩も部屋には入っておりません(`･_･´)ｷﾘｯ｣




そして紙にあれこれ書き出す師長｡





｢何時何分に何をして､誰が関わったか書き出しなさい｣




……ん？



ｱﾀｼが？


あ？(－＿－)


全く関係ないことに付き合わされ､真相を探ると､



○△さんの差し歯がなくなった｡

(○△さんは自分で起き上がれない｡)


食後に寝たまま差し歯を外し､ﾃｨｯｼｭに包んだ｡


それからない｡





……か……完璧捨ててない？




しかもなくなったのは午前中｡




ｺﾞﾐ回収終わってるやん



部屋持ちだった子は全く記憶がないと言う｡





患者の私物をなくすなんて､一番あってはいけないこと｡


しかも差し歯｡


他の何かで代用できるものではないし､

このままみつからなければ､師長だけではなく､看護部長まで出てくることになるかも…｡




おっそろし―



もちろん部屋にあるはずもなく｡


どうするのかと思っていたら､(←他人事)


師長が､




｢みんなでｺﾞﾐ収集所に行って探すよ｣




え―


ほら来た～





久々のゴミあさり。


これ、意外とやる機会があって、

過去にも麻薬のアンプル探しとか、

使用済みのオムツをひっくり返して探したりとか(これはベビーのへその緒を探した)

たまーにだけど、やらされる仕事でもある。




師長を先頭にゴミ置き場に向かうｱﾀｼら。



大量にあるゴミの中から、うちの病棟をみつけるだけでも一苦労。


幸い、ゴミ収集の方が病棟名を書いている袋もあったり、

退院した患者のリストバンドが入ってたりして、意外とあっさりうちの病棟のゴミ袋を発見。



それから中身チェック。



○△さんはティッシュに包んだ…と言っていたことから、ティッシュを一つずつあけていくｱﾀｼら。




む…むなしい…。



ゴミをあさるこの姿も、この状況も、本当にむなしい



しかもｱﾀｼ自分の仕事ほったらかしでこれしてるしね。



とかなんとか考えながら探すもｱﾀｼが見た袋にはなし。


別の袋を見ようとすると、後輩が、

「それ見ました」

と。



それでも袋を持ち上げて、底を見たら、





「ああった」




一番底にティッシュに包まれて入ってました。




よかった



ゴミ置き場に響く笑い声。


もし見つからなかったら、今から鬼の看護副部長に報告に行かないといけなかった師長が一番喜んでました。


そらそうだ。


あの人(看護副部長)めっさ怖いもん((((；゜Д゜)))





差し歯はキレイに洗って無事患者の元へ帰りました。





もちろん残業書いて帰りました。