桜の季節に思い出す君の淡い思い出[桜]フィクションかノンフィクションかあなたの世界で感じてください(笑)
30代半ば  神奈川県
2011/03/25 20:22
桜の季節に思い出す君の淡い思い出[桜]フィクションかノンフィクションかあなたの世界で感じてください(笑)
桜の季節になると思い出す君のこと[桜]

君は大学の同級生。ゼミの仲間でもあった、そして…

出逢いは大学1年の最初の国富論の講義。大講堂のなか500人の中で席が真ん中より少し前。でその中で隣だったこと。
黒板にポイントを素早く書いては、すぐ消す教授の講義…先輩の話だと試験のポイントばかりらしい…だから皆、入学して最初ということもあり真剣だった[考えてる顔]

速記が得意な僕は難無く、ルーズリーフに写していた。
長い講義が終わると皆ざわついて
「こんなの写すの無理」
とか
「誰かコピーさせてくれないかなぁ」
とか
飛び交っていた(笑)

すると、ふいに
隣から声をかけられた[るんるん]

「ノート凄いですね」

僕は隣を見た[目]
可愛らしい子だった[揺れるハート]

「こんなんしか取り柄ないから[うまい!]字はめちゃくちゃ汚いけど」

「私は、8割方写せたんですけど…」

「よかったらコピーする?」
「コピーは失礼なんで、写させて貰えませんか?」

「読めないかもだけど」
僕はうなづいた。
そん時、真面目でいい子だなぁと思った[わーい(嬉しい顔)]

ランチを一緒にした[レストラン]
彼女は、新潟から出てきて一人暮らし。友人もまだいなく、人見知りも激しく、僕に声を掛けたのも自分でもびっくりしたらしい[ウッシッシ]

そんな照れて話す君に少し惹かれていた[揺れるハート]

ノートを写してたの見てたら、めっちゃ解りやすくまとめてた[ぴかぴか(新しい)]

「それの方がスゲーな」
僕がそう言うと、次の日コピーをくれた…そんな最高のコンビだったから試験もバッチリだったね[指でOK]


ゼミ、サークルも一人だと心細いからと言ってたから、一緒に見学しに周ることになった。

結局サークルはお互い入らず、ゼミは学部で最難関のゼミを二人で受けた。10倍の競争を二人で抜けたのも奇跡だったのかな?


それから仲のよい友達を一年続けた…周りからは恋人みたいと言われながら…お互いになかなか告白出来ないでいた…そんな感じだったかな

出会って一年の春、二人で花見に行ったね[桜]

桜の花吹雪が綺麗で、桜のトンネルが綺麗で、屋台の焼きそばが美味しくて、君は大はしゃぎだった[うれしい顔]

そこで、ヒラヒラと舞い落ちる花びらをどっちが先に取るかゲームをすることになった[グッド(上向き矢印)]

勝ったら何でも好きなことお願い出来る賭けをしながら[ドル袋]

予想に反して君が勝ったね[げっそり]

君からのお願いは
「僕の君への気持ちを聞かせて欲しい」
だった[冷や汗2]

それを言うその前に、もう一回、桜の花びら取りゲームをしたいと僕は頼んだ[がまん顔]

そして、今度は僕が勝った[グッド(上向き矢印)]
そして僕からのお願い[ぴかぴか(新しい)]

「付き合って欲しい」

君は頬を赤らめながら、頷いた[黒ハート]

僕は桜吹雪の中、君を強く抱きしめた[黒ハート]

桜の季節になると思い出す君の淡い思い出[ぴかぴか(新しい)]
コメントする

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…