護りたいもの
それは君の笑顔です
だから僕は君の涙を流せる場所になりたい…
そして普通に笑える場所になりたい
そして僕は君の前では涙は流しません…
もうすぐ来るかも知れない君と離れるその時まで…
二年前に、ずっと一緒になりたがってた君がそれを口にしなくなった…
プロポーズを考えていた僕は愛想つかされたのかとも思った…
でも、君のお母さんから聞いた…最初は受け入れられなかったよ…
きみの余生はそれほどないということは…
しかも君はまだそれを知らない…気づいてるかもだったけど
君のお母さんは多分、僕の為に、僕の今後の人生の為に、辛くならないように教えてくれたんだと思う…
僕は、君との時間を選ぶことに迷いはなかった…
君の御両親と話し合い、僕は君との今までと変わらない、病気を考えて労らない道を選んだ
もしかしたら、それからの君との時間は、君の体に負担をかけてたかもしれない…
健康な人と同じに強く抱きしめたり、いろんなところに行ってはしゃいだり…
君の余生を短くしたのかもしれない…
でも、病気を気遣かって君の笑顔をなくすことはしたくなかった…多分、君は自分の病気のことは知ってたから…
一年前、君は病気を宣告されることになった…さすがに病状が周りのケアを必要となるなどで…
宣告されたとき、やはり知っている風だった…また僕が知ってることも気づかせてしまったね
その時、君は僕に『ありがとう』と本当に喜んでくれた
普通以上に接し、全く病人扱いしないでくれたことで本当に幸せだったらしい
病気がオープンになっても変わらずに過ごした
さよならの時が刻一刻と忍び寄る中でも、普通に過ごした
ケンカもいっぱいしたし、旅行もたくさんしたし、激しく愛しあったし
一度、君がよろけて歩けなかった時、支えながら歩こうとしたら怒ったね
でも僕が、
『僕が骨折したら助けるだろ?ならそれと一緒じゃん…えーっ、まさか放置?ひでーなぁ
』とか言ったら、噴き出して大笑いしてたね
そして、そっと寄り添ってくれたね
そんな風に普通に過ごしたけど、プロポーズだけは断り続けた君…形だけのものよりもっと大切なものがあると…
護りたいもの
それは君の笑顔でした
僕は君の涙を流せる場所になれたかな…
そして普通に笑える場所になれたかな
僕は君の前では涙は流しませんでした…
君と離れるその瞬間までは…
ありがとう
次、もしこの世に転生があるのなら一緒になろう
次は断るなよ
またな
奇才ライタが描く久々の話し
フィクションかノンフィクションかあなたの世界で感じてください
写真は、
君の大好きだった海
サーフィンもしたね
君の大好きだった塩キャラメルバーム
コメント
2011/05/26 17:55
6. >未来さん
ありがとう(v^-゚)
そう思える未来さんはきっと、人を癒してるんだと思う
返コメ
2011/05/26 17:45
5. ひさしぶりに
お話読み
温かさを感じれました
こんな相手に想われるように
私も
拠り所にしてもらえるような人で在りたいと強く思いました。
笑顔で
癒してあげたい
返コメ
2011/05/26 17:16
4. >あいくさん
日記観ちゃいました
なかなか…ですね
出会いの順番を選べないのも人生ですかね
だから楽しいこともあるんですね
気持ち、なんかわかる気します
返コメ
2011/05/26 16:22
3. >ライタVer.ikesama…トコトコさん
ぁりがとぉ
踏ん張ります
返コメ
2011/05/26 15:11
2. >あいくさん
ライタには笑顔しか取り柄ないけど…
あいくさん
頑張れd(@^∇゚)/ファイトッ♪
頑張ってるから凹めるんだよね
踏ん張れ
返コメ
2011/05/26 15:07
1. こんにちゎ今 凹み中のぁぃく心に響きました
返コメ