今日も早めに用事を済ませ
午後からはドライブ。

少し動くと汗ばむ陽気だが
窓全開で走ると心地好い。

帰ってからやりたい事が
あったので今日は近場。

次第に曇り空になってきた
為、降られる前に帰路へ。

タイミング的に下校時刻に
重なったのか小学生の姿が
あちらこちらに。

自宅近くの路地で
低学年であろう小学生の
女の子を見掛け、渡るの
だろうかと少し待つ。

渡ろうとしないので
ジェスチャーで
『先にどーぞ』と譲るが
彼女はこちらを凝視し
微動だにしない。

何度目かの譲る仕草の後
何故だか電柱の陰に隠れて
しまった。

仕方ないので徐行で通過し
自宅の駐車場に車庫入れを
していると先程の女の子が
こちらを凝視していた。

特に気にすることもなく
自宅へ入った。

少し間をおいて
呼び鈴が鳴る。

まさかね...

玄関のドアを開けると
宅配便の配送の人だった。

さっきの子がまだいたら
ちょっと怖いので
その確認はしなかった。

今の子たちは
車が通り過ぎるまで
渡らないように
教育されているのか？

それとも..
俺に何か憑いてた？