「私は人殺しです…」真面目なほうの話
70代以上  兵庫県
2013/02/04 21:49
「私は人殺しです…」真面目なほうの話
彼女は大学病院に勤めるまだ新人の看護師←(産婦人科なので助産師というらしい


背は低く
ちんちくりんで
色白で赤いほっぺの顔は
お世辞にも綺麗とは言えない


いつも明るく
誰にも優しい
苦労人の彼女は人の痛みが人一倍よく分かる
弱音を吐かない努力家で
人懐っこい笑顔は
周りを巻き込んでしまう



全然可愛くないのにww
ホントに素敵だと思える大好きな女性の一人…


その彼女久しぶりに会ったんですが
いつもの明るさがない



どうした??
昼メシ少なかったんか
??(゚Q。)??


少しふざけて聞いたが




普通にスルーされて
真顔でボソッと言った…………………………………







実は昨日私…ヒト…殺しちゃったんですよね………
……………………………





お前な~
仕事柄その冗談アカンやろ


て軽くツッコんだんですが
クスリッとも笑わず
冗談でもなさそう







以下彼女の話


最近は医学が発達して生まれる随分前から性別だけでなく、ホントは知らなくてもいい事まで分かってしまう


ダウン症の検査なんてのは最近される方が多い

特に高齢の方が妊娠された時に子供がダウン症になる事が多い為、早い段階でそれを知るという



そして【産む】【産まない】の決断をする


中には
性別によって【産む】【産まない】を判断するヒトもいるらしい


そして
【産まない】と判断された命はまるで何も無かったかのように処分されてしまう


そもそも妊娠してから22週目までは命として認められていないので、産まなくても何の問題もない


……そして昨日

新人の彼女にもその仕事が回ってきた……



もう既に大きく成長していた赤ちゃんを母体から引きずり出し…


母親には見せないようにして彼女一人で別の部屋に生まれてきた赤ちゃんを運んだ


手には赤ちゃんの体温と
少しだけ伝わる弱い鼓動


彼女はゆっくりとそれを
台の上に置き




じっと…





ただひたすら…





【死ぬ】のを待った…




お腹の辺りがペコペコと動いているのを…


動かなくなるのを…


ただ待った…



彼女は
目の前にある命を救ってあげれない悔しさと
自分が今している事への恐怖に震た



ごめんね…

ごめんね…


そう言って
失くなっていく小さな命の前で泣いた



私はこんな事する為に
今まで頑張ってきたんじゃない…


私は…人殺しだ…


……………………………



そう声を荒げ
僕の前でボロボロと大粒の涙を流した


こういう話は仲間内でもタブー←(答えがでない為)とされているらしく誰かに言いたかったんだろう


……………………………



事情があっての事
そんな事は分かってる。
でも【産まない】事を選ぶなら、その小さな命が消えるまで見てあげて欲しい。そして自分がした事の重さを感じて欲しい。その覚悟がないならもう一度考えて踏み止まって欲しい。産まれて来なくていい命なんてない。
あなたの血の繋がった子供がどんな性別でも、どんな形でも、可愛くないわけがないんです。

だから…

根性見せて産みやがれ!


て…
どっかの出会い系のオッサンが言ったとか言わないとか……(゚▽゚)






僕はただ…


彼女の泣き顔が…


あまりにも不細工で…


抱きしめる事も出来ず…






顔が恐いと泣きましたww




どうかお願いです




もう二度と彼女にあんな
ヒドイ顔をさせないで下さい…

<(__)>……<(__)>




今日はしっとりと…

おわり
コメント不可

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