子捕り
こどもの頃、夜に大きな声を出したり笛を吹いたりすると、きまって親に注意された。
「夜に大きな音たてるとコトリがくるぞ!」
当時の俺は親が何を言いたいのかよく分かっていなかったのだが、とにかく叱られていることは理解できた。
漠然とではあるが、「夜に音をたてるのはよくないんだ。小鳥も来るし」と思っていたんである。
それから数年が経ち、物心つく頃になってようやく分かった。
「コトリ」は「子捕り」のことだったのだ。
つまり、「夜に大きな音をたてると怖いオジサンに連れて行かれちゃうぞ!」という脅しだったわけである。
これなら親の言い分もよく分かる。
…と合点していたんですが。
今思うとなにか違うような気がしてならない。
もしも子捕り(=誘拐犯)が家にやって来たら、抵抗する、もしくは警察に通報する等の手段を講じて、我が子を守るのが親の務めだろう。
なのに「子捕りがくるぞ!」なんていう脅迫。
来たらあっさり身柄を引き渡すつもりだったのか!?
「やっぱりお越しになりましたか」なんつって。
そういや祖母からは、夜に音をたてると「ヘビがくるよ!」と脅かされていたのを思い出す。
小鳥やらヘビやらが訪れる夜。
なんだか楽しそうじゃないですか。
というか、「小鳥も来るし」と納得していた当時の俺がよく分からない。
子どもはとにかく莫迦である。
コメント
2021/03/12 5:21
4. >>3 まりなさん
我衆院達也さんも北朝鮮に拉致されかけたとか、そういう話がありますからね(^-^;
北朝鮮も認めてるなら何かしらの謝罪等はあってしかるべきだとおもうんですけどねぇ…
返コメ
2021/03/10 12:20
3. >>2 ノッチさん
都市伝説として..
そういう内容があったんですね
政府が認定し北朝鮮も認めている拉致事件で最も古いものが
1977年ですが
未認定だけれど警察も拉致の可能性を疑っている被害者は
戦後すぐ
まだ日本が自治を回復する前から発生していた形跡があり
おそらくそれはもっと古くから起きていた可能性があることは
朝鮮半島研究者の調査によって報告され
政府でも共有されています
青森!、宮城!..明日で10年ですね。
時間には今年も黙祷し、式典会場に献花に伺います(^人^)
返コメ
2021/03/10 5:50
2. >>1 まりなさん
生まれが青森で、育ちが宮城です!
そういう都市伝説的な話って興味があります(^^)
返コメ
2021/03/09 9:09
1. 子捕り
=コトリ
=子盗り
そういう表現というか、感覚、
あったそうですね。
ご出身はどちらですか
特に日本海側では昔からそういう意識あったと聞きました。
神隠し
というのも、
いずれも『拉致』のことだったのではないかと
近年言われています。
朝鮮半島には昔から
「足りなければ他から調達する」
という合理主義が歴史的にあったそうなので
昔から連れ去られた人は
いたのかもしれない。
実はそれにまつわること
いっぱいあるようです。
返コメ