散らかり
先日、飲み会の席で「自分の部屋がいかに散らかってるか」という話題になった。
そこで後輩のA君は「オレの部屋なんて壮絶な散らかりかっすよ!」と口火を切った。
おお、頼もしい同志である。
こういうヤツがいると、俺も気がねなく発言できる。
ゴキゲンなアシストだぜA君!!
…と一人で喜んだのも束の間、続く言葉に幻滅させられた。
「生ゴミとかじゃなくてCDとかジーンズとか無機的なものが散乱してて。ほらオレ、自炊とかってしないですから」。
なんだよオマエ。
それって結局、「散らかってるけど清潔なオレん家」をアピールしてるだけじゃねえか。
男ならここでビシッとキメろと言いたい。
「散らかってるっていってもCDとかじゃなくて、食べ残しが腐ってたり、ブリーフにカビが生えてたりですけど」
「風呂場にも異様な臭いが充満したまま消えないんですよね」と。
正直に申告しろよ馬鹿。
そこまでしてモテたいのか畜生。
おかげでずっとムカムカしてたんですが、いま振り返ると、いったい何に対してそこまで激昂していたのかよく分かりません。
そして「男」というのをなにか勘違いしてるような気もしてきました。
ぽいーん。