科学と神 その二
50代後半  北海道(道北)
2016/12/20 9:30
科学と神 その二
さてさて


前回は仏教について

少し書いてみた


毎度のおことわりだが

ここに記す事柄は

あくまで私見なので

なんの信憑性も無い

私個人の脳の遊び程度の

お話しであると言う事を

ご理解いただきたい


科学と神!

などと

仰々しく銘打ってみたが


一体何の話をしたかったのか?

もはやおぼろげな

オヤジ脳である←ダメだこりゃι(`ロ´)ノ


さて

そもそも論になるのだが・・


なぜ人は神と言う概念をつくり

宗教なるものを創造したのだろうか


その答えは多分

我々の脳の仕組みにあると思われる


我々の脳は

自意識と言う物をつくり出し

この自意識が私を私として認識し

外界を見て、聞いて、触れて、観察し

様々な物事を把握する


次に脳内でその情報を解析し

どういうアクションを取るか

の答えを出力し

行動に移る


この一連の脳の情報解析の仕組みこそ

神や宗教の概念を生み出した

原因だと思われる


なぜかと言うと

脳は現象や物事に対して

必ず答えを出力しようとするからだ


神と言う概念は

はたしてどんな風に誕生したのか


想像すれば・・


古代の人類は

現代の我々が知っている

極々、一般的な科学的知識さえ

知らずに暮らしていたはずだ


酸素を吸って二酸化炭素を吐き出している事も

地球と言う丸い星の上に居る事も

太陽も月も星も

宇宙空間にあって

なぜかぐるぐる回転している事も

そのせいで

昼と夜があり


季節が

地球の自転軸が傾いているせいで

生じる事も


何も知らなかった


答えはなかったのだ


さて


もし現代では

科学的なと言うより

一般的に常識レベルの

このような事柄を

あなたが全く知らなかったら

どうだろう?


地震や雷

はたまた台風と言った

自然災害に遭遇したとしたら

どう感じ、どう考えるだろう?


パニックになるに違いない

当然だ

何でこんな事が起こるのか

全く答えが見つからないのだから


どう行動すべきかもわからないのだ


我々の自意識は

答えを導きだせないと

不安になり

なんとか辻褄をあわせたくなる

クセがあるようだ


解らないこと、不思議な事に出会うと

イライラしたり、気持ち悪くなるのも

多分そのせいだ



もうおわかりだろう!


古代人たちは

この自意識のもやもやを

解消する方便として

神と言う概念を造り出したのだ


神が全てを司っている

こんなに便利な概念はない


地震は?神の怒りのせいだ

台風は?神の~

昼と夜は?神の~

噴火は?神の~


訳の解らないことは

全て神の~で答が出てしまう


今まで只々不安や恐怖に

惑わされるばかりだった

人々は

神の所業と解るや


自意識が造り出した

この神と言う概念その物を

崇め奉るようになる


そして方便を方便で塗り固める
ように

神話がつくられ

やがて宗教が生まれてくるのだ・・


しかし実はこの一連の

宗教や神を生み出した原因たる

自意識のクセが

同時に科学と言う概念を

生み出す原因だったのだ
(やっと題名にたどり着いたぁ~)


知的欲求が科学を生み出した


神の概念はある意味

思考停止を生み出した

疑問に対する根拠のない答えが提示

されれば

人はそれ以上考える事をやめてしまう


なぜなら考える事は

本質的には辛い事だからだ


悩み考えても見つからない答えを

考え続けるのは肉体的にも

負担が大きい


食事の4分の1は脳が消費するのだ


将棋や囲碁の対戦では

何キロも体重が減るそうだ


しかし

自意識の知的欲求は

その辛さを凌駕した


本当にそうだろうか?

神なんて居ないんじゃないか?

真実が知りたい!


この欲求こそが

科学を生み出す原動力になった


自意識の作用は

一方で神を生み

他方で科学を生んだ


つまり自意識こそ

神の母であり

科学の母なのだ



神は自らの中に在る

とは

そう言う事なのかも知れない
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