中島みゆきさんのトークも特筆すべきものがあります。
例えばラジオ番組。
テンションが高いんです。
あの地底の底から湧き上がってくる様な歌い方で世の真相を少しずつえぐり出していく歌のムードとは正反対です。
さだ師と私はよく似ていると思ってます。
ただ
“理”を表面に出す師と“情”を表面に出すみゆきさんのカラーの違いが
意外なほどファン層を分けてます。
師の唄にも“情”は溢れており、みゆきさんの唄にも聴けば聴く程深い“理”が潜んでいることは
二人の作品をある程度聴き込めば分かると思うのですが
そのフィーリングの差を譲れぬというファンは互いに多かったりしました。
然し
二人のトークを聴いて共通することがあります。
それは
特定個人の悪口で笑いをとる様なことをしないってことです。
もちろん、批判や抗議がゼロな訳ではないのですが
自ら他者を貶めたり馬鹿にしたりすることは先ずありません。
そこが、千春や拓郎や長淵、ユーミンなどとの大きな違いです。
私は二人とも曲や詩がとっても好きでトークも大好きなんです。
そうなだけに
確かに田舎もんのマナー違反はあったとしても
みゆきさんの素っ気なさは？でした。