伊達政宗
40代後半  福岡県
2012/08/24 6:24
伊達政宗
山岡先生の小説の読み返しは継続しています。
この2ヶ月間はさだ師の新譜のお題blogに専念してましたが
実は何冊か読了しました。
4月から読んでいた「伊達政宗」も7月15日に読み終えました。
これはNHK大河の「独眼竜政宗」の原作ですが、私はドラマはあまり評価しません。あれはジェームス三木の作品です。
山岡政宗はあの様に直情径行の単純な人ではなく、常に内に葛藤と熟慮を持ちつつも反抗心を中々捨て去ることが出来ず、人を喰う行為を繰り返します。然し、最後の線で短慮を抑え時代に即応し続けるのです。
遂に徳川家康の理想に共鳴し(それまでの道のりは長いんですが)、江戸幕府の協力者となっていきます。
あと少し早く生まれたなら…という仮定で戦国のアウトロー的ヒーローに祭り上げられがちですが、それ程単純な人物に非ずなのです。
渡辺謙氏はそこをキチンと演じ切れなかった…というより脚本の浅さが原因なんですけどね。
渡辺氏は評価が先に上がり、それにつれて実力がグングン増してきた役者さんです。
後年の大河で演じた北条時頼は出色でした。
ですが
伊達政宗役で私が一番評価している役者さんは先代の尾上辰之助さんです!
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