僕ら世代にとって、キャンディーズってのは避けて通れないアイドルでした。
少しマセてきた男子小学生がどんな女の子がタイプかを語る場合、ラン,スー,ミキの選択肢が大概用意されたものでした。
私は少数派の“ミキ”派でした。
キャンディーズナンバーではこの曲が一番好きです。
ミキちゃんセンターの『わな』もいいですが、矢張りキャンディーズの魅力が一番詰まっているのはこれでしょ!!
一人一人にしっかり見せ場があり、魅力的なお姉さんってイメージが小学生をとらえて離さなかったですね。

淋しがりやで 生意気で
にくらしいけど 好きなの
LOVE 投げキッス
私の事好きかしら はっきりきかせて…

ランの甘い声が今聴くと一番人気も頷けますが…当時は、
『ここはミキのソロで聴きたいよな』
と思ってました。
今でもイントロが流れるだけで、あの少年時代の胸のときめきを思い出すのです。
矢野めぐみというレースクイーンの人がこの曲をカヴァーしています。
なんか“平成”です。
キャンディーズに比較して、下心ありありのエ○さを感じる歌い方です。
それでも、この作品のパワーはそういう違和感をも許容するものがあります。