違和感
松下奈緒さん主演の『二十四の瞳』を観ました。
小学校のとき、壷井栄さんの原作を読んで感動したり
暫くして田中裕子さん主演の映画に泣いたりもしました。
でも
久しぶりに観たこの物語…松下さんは良かったし、他の役者さんも良かったけど…
そして、それなりに感動もしましたが
それ以上に
何とも言えない違和感を感じました。
松下さんの大石先生が自分の子どもや教え子たちに
「軍人さんは嫌い」
とか
「名誉の戦死なんかしちゃいけない」
と目を三角にして叫ぶんです。
これは
数年前に私の大好きな倉本聡さんの作品(長渕が出てたやつ)の中ですら感じた感覚でした。
最近映画化されてヒットしてる模様の妹尾河童の『少年H』なんて、違和感飛び越えた悪意すら感じて、観る気もしません。
それは
戦後民主主義の後付け感覚で
あたかも大東亜戦争当時から戦争を全否定してたかの様なものいいなんですよね。
これを感じない人が多いとすれば…
実はそこに
日本人として一番ヤバいもんが潜んでいるような気がしてならんのですよ。
私は又、幼い頃感動した
灰谷健次郎さんの一連の作品にも
よく似た違和感を感じます。