先日
中秋の名月がくっきり見えたので、嫁に誘われるまま庭に出て、暫しその美しさに茫然としました。
反抗期の息子なんかも、素直に空を見上げたりして…
月見団子も美味しかったぁ。
さて
旧暦9月13日の月は十三夜と云い、十五夜と比較してほんの少しの“欠け”がありますが、それがまた趣あって…古くから名月だとされています。
「後の月」とか季節的に「栗名月」とか云う別名もあるそうです。
十五夜と十三夜、片方だけを観て、一方の月見を欠かすことを“片見月”などと云って忌む風習があったりするのも
日本的情趣ですよね。
人間の魅力についても
そこはかとなく似たようなことってないでしょうか。
人間的に錬成出来ており、完璧な人ってのも、溜め息が出るくらい素晴らしく思えますが…
ちょこっとだけ欠点があり
あれさえなきゃなぁ
とか
いやいや
そこが人間らしくていいのよ
とか…
十三夜の欠け方って
よぉく見なくちゃ
気付かない位っていいますから
人間の“十三夜”も
よぉく付き合ってみて初めて
“十五夜”ってよりこっちかと分かったりすることも多いですよね。
シンガーも似たような感じがします。
後藤まりこ さんとか。