テレビドラマ『若者たち2014』が見応えあります。
視聴率は低いみたいですが…最近のドラマは、本当に良い作品は視聴率が低い。『鈴木先生』もそうでした。
多分、良質のドラマ視聴に耐え得る視聴者がいなくなったんですな。
さだまさしさんの新小説『ラストレター』に書かれてる“視聴覚教育”の欠如は真実でしょう。
でも良いドラマは必ず質の高い視聴者によって評価され後世に遺るものです。NHK大河ドラマ『獅子の時代』に代表される様に…
さて、この作品で一つのキーワードになってるのが“歌”です。
ドラマ初期に、精神的にズタボロの主人公・妻夫木が、無謀にも本職のプロレスラーに挑み、けちょんけちょんにやられてマットに沈み乍ら…幼き日の想い出の歌であり、恋人との曰く付きもある『若者たち』を歌います。
何もなくても歌うことが出来るんだ。
そして歌うことで必ず“希望”は見えてくる。そんな制作側の気持ちが伝わる名シーンでした。
又、先日の放送で、娘が難聴の障害可能性があるという重い事実に立ち尽くす主人公夫妻が
ろう学校の音楽会で一生懸命歌う子たちに涙するシーンにも
この“歌”に託したメッセージを感じて泣けましたね～