私が一番聴きたかった『百万本の薔薇』

今回のコンサートは全曲オリジナルなので、演奏は無いと新聞やパンフレットに書かれてましたが、


『百万本の薔薇』を演奏しない筈が無いと、

チケットを取りました。




当日のプログラムにも『百万本の薔薇』は無く、

『知床旅情』もありませんでした。




じゃあ絶対、アンコールですね







確かに、加藤登紀子さんのオリジナルに拘った構成でしたが


『時代遅れの酒場』や『難破船』など痛いくらい泣けました。



一部の合間に、

即興で、ファンの方からの熱烈なリクエストに応えてくれた、

パリを歌った曲が入り


加藤登紀子さんと、ギタリストの方の連弾が圧巻でした
凄かったです



そのまま即興で、



男と女の間には
暗くて深い川がある
誰も渡れぬ川なれど……


と歌い始めてくれ


ローｱﾝﾄﾞロー…
ローｱﾝﾄﾞロー…

振り返るなロー…


を合唱にしたり






一部二部通して、

生き抜け

と、

言葉で歌で伝えてくれました






二部の最後の曲は新曲で、


ご自身の息子さんへ…

そして世の男性への、


力強いメッセージでした。



息子が二十歳になった時に…
の歌でした。



躓いても挫けても自分のペースで生き抜け
それを歌ったものでした



私の息子も、冬には二十歳になります。

息子への…

そして私への、



讃歌のようで











そして二部が終わり、

アンコールで、やはり歌ってくれました。


『百万本の薔薇』と『知床旅情』を





森繁さんが亡くなられ…

百万本の薔薇の作者が亡くなられ…




そして札幌公演の僅か数日前に、
石井好子さんが亡くなられ……
テレビでインタビューに答えてた加藤登紀子さんは疲れたお顔でした



二部はシャンソンがメインでしたが、

そのまま、きっと、

恩師であられた石井好子さんへ届いたと思います〓







観客の中では私はかなり年少組(笑)でしたが、



一番泣いてたのも、私だったかも。