皆さん、こんばんは
今回の話は、さすがに
マーク付きにしてアップします。
前回、「猿の惑星-創世記」について話題にしましたが、今回その続きになります。
映画では、ある類人猿が知性と自我に目覚め、リーダーシップを発揮して、仲間を結集し、人類の支配に反旗を翻す話だったのですが、
現在、それは実際に可能性のある話なのでしょうか?
一番厳しいと思うのは、
類人猿にIQのものすごい高い突然変異が出現する可能性よりは、
類人猿の絶対数の少なさではないかと思います。
現在、全世界の類人猿を残らず集めても10万頭に満たないため、
たとえ銃を使える能力を得たとしても、70億の人類と全面戦争では今勝ち目がなさそうです。
まずは人口、いや猿口?(笑)を増やさないとダメなのです。
そのためには、
もちろん生殖行動に季節問わず積極的で、より多くの子孫を確実に育てなくてはダメですね。
生殖行動と言うと、ゴリラやオランウータンをはじめ、ハーレムを作る類人猿。
身体が大きく力が強い雄が多数の雌を獲得し独占的に交尾します。
ハーレムの雌たちは、お互いに棒姉妹でありながらも、争う事なく子育てには協力しあって生きていきます。
雌の立場からも、これで強い遺伝子を残せるので理には叶っているのですが。
ある時、
アウトローなスタイルのカップルが出現します。
彼らの子孫はやがて勢力を拡大していきます。
集団生活に馴染めず、単独でひっそり生きる雌♀。
やがて孤独に発情期を迎えますが、
そこへ、フェロモンに釣られやって来たのは、
彼女か描く理想的な容姿からはかけ離れたヘンテコな雄♂。
見れば、まともに木登り出来るのか?と疑う短い前肢、
口を開ければ犬歯が貧弱でケンカには絶対弱そう。。
が、彼には意外な長所が。
長距離を二足で歩ける後ろ足。
そして不細工な前足は沢山の食物を持ち運ぶには最適だった。
孤独な彼女に興味と共感を抱いた彼は、
以後、取ってきた食料と共に足繁く彼女のもとへ通い、
彼女からご褒美として、定期的な交尾の機会を得ることが出来た。
やがて彼女は妊娠、出産するが、
より多くの食料を遠くからでも調達してくれる専属パートナーの存在で、
育児だけに専念出来る優位性を得ることが出来た。
結果、より多くの子供を、安全確実に育てることにも成功。
この話がいわんとするのは、
ある日我々の祖先が得た二足歩行の能力が、
それまでの雄♂と雌♀のあり方を劇的に変えたということです。
よく言われる類人猿から人類の進化については、
前足が自由になった事により、道具を使いこなす知性を獲得したことが強調されてますが、
力のかわりに、食料調達というご褒美で雌の気を引き、繁殖でスキマを獲得した雄が、遺伝子をより確実に残す事が出来、
また雌は、より継続的にこの関係を維持するため、雄への対価、すなわち発情期がより恒常的になっていった。
そして確実に数を増やしていった。
という、この説には、とても説得力を感じます。
ある機会にふと目にした創世記解釈なんですが、
私は激しく同意して、
長話の終わりにしたいと思います。
でも、映画「猿の惑星」にこのエピソードを入れちゃうと、
成人指定
が避けられないから難しいか?(笑)
お付き合いありがとうございました。
コメント
2012/02/29 14:47
2. >織姫さん
こんにちはおっしゃるように、すべての陸上の脊椎動物、鳥類も、元は魚類から進化したと思って間違いないでしょう。中間生物の化石も北極近くで見つかってるし。。
織姫さんも無事子孫繁栄ですね!
返コメ
2012/02/28 19:42
1. 面白~い(≧∀≦)
うなずける説だよね~
人類の進化には諸説あるけど、私は魚から進化したという説を支持してる
大した理由はないけど、だったら面白いな~と思って
私は、子孫を残すことは果たしたから、あとは…
返コメ