思い出話
「コレオシエテッ!」
場所はセルフのガソリンスタンド。
クレジットカードを入れピッピっとボタンを押す。
急に話しかけられ驚きながらも声のする方に目を向けるとそこには見知らぬ人がいた。
声の相手はタッチパネルを指差す。
頭の回転が早いおれは
「いくら入れるんですか?」
見知らぬ人
「センエンッ!」
頭の回転が早いおれは
フィリピンの人かな~なんて想像しながら
ピッ。ピッ。ピッ。
千円受け取り操作をする。
見知らぬ人
「アリガトゴザイマスッ!」
可愛らしい笑顔で御礼を言い
彼女は車で颯爽と走り去っていった。
ふぅー
頭の回転がいいおれは
親切すると良いことがあるなんてくだらない事を考える人いるけどこれは自己満足なんだよな~
なんて哲学的な事を考えながら
自分の車にガソリンを入れコンビニに寄りタバコとお酒を買い家路に着く。
カードを残して。