ラブラドール、年齢は13歳（人間に換算すると80代後半らしい）。

今年の初夏まではすごく元気で、ご飯を持って行けば、ぴょんこぴょんこ飛び跳ねて喜んでいた。散歩に行こうとしてリードを見せればもっと喜んだ。今でもその様子が目に浮かぶ。


夏になって食欲がなくなる。

ふやかしたドライフードや缶詰（13歳以上用など）を与えていたが残すようになり、その時は夏バテかなと思った。ひどく具合が悪そうなときがあり、獣医さんに診てもらったこともあった。

しかし、お盆を過ぎて涼しくなっても、状況は変わらず、今度はふやかしたドライフードを全く食べなくなる。その後、しばらく缶詰だけを食べていたがこれも食べなくなる。皿を口元へ持って行くと嫌がって顔をそむけてしまう。
おやつも食べず、大好きだったキャベツの芯にも興味を示さない。


身体は見る見るうちに細くなる。
散歩に行くと、もっと行きたいと進んで行くが、帰り道で立ち止まって歩けなくなってしまい、運搬用一輪車に乗せて帰る。

来客があっても反応せず、寝床からあまり動こうとしない。


ここ最近は、加熱したささみや豚肉を与えると食べていたが、3日程で食べなくなってしまう。無理やり口に入れても吐き出してしまう。

消化の良いとされるおかゆを食べたが、翌朝には未消化で嘔吐してあった。
（10年程前までは、肉さえ食べていれば問題ないとされていたが、現在は炭水化物も必要とされるらしい。しかし、犬は炭水化物の消化は得意ではない。オオカミよりは得意。）


今日は、肉等の食材とだし汁をミキサーに掛け、これを注射器に充填して少しずつ与えた。問題なかったようで、今はぐぅぐぅ眠っている。


言葉にすると現実になりそうで怖いが、先は長くないのかも知れない。
ラブラドールの平均寿命は超えているとはいえ、あまりに急すぎる。

流動食でもいいから元気になってほしい。