幽霊さん笑っ｜ワクワクメール

幽霊さん笑っ

霊、幽霊、一堂零。

色々呼び方、信じる、信じない方々いらっしゃるでしょう。

私は信じるほうです。

っか信じざるをえなきゃならない場面に何度か遭遇したから。
その中の一つに中学生の頃、夏休みの課題でお寺に一泊するのがあった。

当然テ―マは『お寺』

お坊さんの一日をレポートして幾つかのグループに別れ発表するやつだったと思う。

近くのお寺と
言うこともあり
今ほど敏感な
親等いず、担任と子供達だけであった。

夜、お坊さんを中心に半円になりジョ―クまじりの説法や怪談話を聞かされ皆結構楽しい感じだった。

寝る時はお堂に横一列になって寝るのだが、誰からともなく怪談をする事になった。怖くなって寝る奴、トイレに行く奴、結局残ったのは恐くて眠れなくなった私と友人一人。

深夜担任も大イビキで寝てしまい。
怖さを紛らわす為、お互いあご肘をついてくだらない話をヒソヒソしていたその時
。

目の前を半透明な白い着物を着た髪の長い女性が薄い笑みを、浮かべお堂の端から端まで
ふわふわとニ、三歩で渡り消えて行った。

フリーズした。
どう考えても大人でも二十歩以上はかかるのは歴然である。

横を見ると

友人は震えながら、

『何?今の?』

やはり見えたのである。

それから私達二人は朝まで

震えながら布団を被り起きていた。

翌朝、皆に恐くて言えず二人確信しあったのは『幽霊さんは半透明