不倫の結末 1
彼女とは、約1年ぶりの再会だった。
当時、僕は名古屋支店の支店長をしていた。
その支店で一番可愛がってた事務員の結婚式の二次会で再会した。
一年前に会社の山荘でバーベキューやテニスをした時以来だ。
その時は、短大を出たばかりのお嬢さんで、肌が白いおとなしいお嬢さんってイメージだった。
二次会で、再会した彼女は、美しくなっていた。
ベージュのドレスを着て長い髪。
肌の白さは変わらなかった。
彼女の名前は美里。
彼女は、事務員の直接の友達ではなく、友達の友達だったから二次会からの登場だったから、僕は再会出来たんだ。
美しくなった美里だが、二次会に知り合いは少ない為、僕が独占していた。
周りの独身の男性達の目が気になったが、そんな事は気にしなかった。
しかし…
僕の方が二次会では、注目されてしまった。
年は変わらないが…
出世していた為か、アニキ扱いまでされる始末。
さすがに、三次会は遠慮して帰る事にした。
ひとりぼっちになる美里の事を気にしながら…
続く