不倫の結末 12
美里に聞いた。
「 ごめんね。 寒かったでしょ?
靴もダメにしちゃったから、買いに行こうか? 」
大丈夫だと言う彼女。
「 温かい場所へ行く? 」
うなづく美里。
「 じゃあ… 山を降りようか? 」
こうして、車を下界に向けた。
眼下に雲がある様な場所だ…
寒くない筈はない。
温かい場所…
二人っきりになれる場所…
美里は、そう思っただろうか?
結婚式の二次会以来、あんな事はしていない。
軽くキスをしただけだ。
しかも…
二回に一度の割合で…
温かい場所…
温かい場所…
頭の中で葛藤していた。
不埒な考え方をする男だと思われたくないし…
あの晩は、彼女も酔っていたからだと…
忘れてとは言われていないが…
下界に降りてきた。
次に行く場所は、考えていなかった。
田舎だし…
どうしようか…
とりあえず、少し店がある様な方向へ向かう。
「 何か飲みに行く? 」
緊張した雰囲気を感じた。
( 大丈夫 )
そのまま無言で国道を走った。
明日へ続く
コメント
2013/09/15 11:04
2. >ねぴあさん
![[手(パー)]](https://login.550909.com/emoji/ic_p_hand.gif)
(^-^)ありがとう
(--;)そうかな~
(^-^)実話だけど…
まだまだ続きます〓
返コメ
2013/09/15 9:36
1. 読んでいて ドキドキしますたぁ~(//∇//)
男性って文字にするのが
上手ですね
返コメ