不倫の結末 31
夕食に美里が指定したのは…
一宮市の駅のそばの…
焼き鳥屋だった。
確かに、焼き鳥屋としては、お洒落だし、店内も広い。
だけど、大人のムードではない。
カウンターに座り、並んで焼き鳥を食べながら、ビールを飲む。
今は、しないが…
飲酒運転になってしまう…
チビチビやりながらであるが…
彼女を乗せる事を考えると、飲めない。
食べる事に専念して、焼きたてを頬張る。
お洒落なメニューもある。
会社の友達と相談して、ここに決めたらしいが…
確かに、女の子だけでは来にくいかも知れない。
嬉しそうにパクつく美里。
ずいぶん食べた…
ビールも少し飲んだし…
トイレに立った僕
戻ってみると、隣で飲んでいたオヤジが美里に話し掛けていた。
僕が席に着いてもまだ話し掛けてくる
イラッとした僕が口にした。
「 僕等は二人で楽しんでるんだ
邪魔しないでくれるか?
なんなら…
外で話しますか?」
その言葉をきっかけに、そのオヤジは、話し掛けて来なくなった
嫉妬したのか?
僕の美里に馴れ馴れしくして欲しく無くて?
気まずくした?
明日へ続く