不倫の結末 32
40代後半  岐阜県
2013/10/04 16:50
不倫の結末 32
店を出た時に、美里に謝った。

恐い思いをさせたかと思ったから…

すると、美里は言った。

嬉しかったと…。

見知らね人から声を掛けられて、困っていた。

僕が、居なくなった途端に話し掛けてこられて、無視も出来ないし…

返答をしたら、ドンドン話し掛けてくるし…


僕の対応が間違いでは無かった事が嬉しかった。


車を動かした。
(ごめんなさい…飲酒運転です)


美里が…

泊まりたいホテルを僕に伝えてきた。


時間はまだ早い。

ならばと…

少し離れたカフェに車を走らせた。

大きめの店内には、自動演奏のグランドピアノが置いてある。

飲み物も豊富にある。

そこで、時間を潰す事にした。

さすがに、アルコールを飲んで夜景を見に行く等とは考えなかった。


僕はエスプレッソを頼んだが…

コーヒーが苦手な美里は、ロイヤルミルクティーを頼んだ。

僕は、それまでロイヤルミルクティーなる物を知らなかった。

この店は、勿論アルコールも置いてあるが…

彼女は、それを頼んだ。

甘い香りが美里の方から香ってくる。

明日へ続く
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