少し気まずい空気を感じながら…


年始の初売りを目指した｡

大きなｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞｾﾝﾀｰを２人で見て歩いた｡

ﾐﾆが似合う美里｡

お値打ちになっているｽｶｰﾄをどうしようか悩んでいる｡


商品を持っては､どうかと聞いてくる｡


こんな時…

妻とだと…

安い物を進めるか､適当に答える自分がいる様に思うが…


美里にどれが似合うか考えると､迷ってしまう｡


そんな事をしながら､時間が過ぎていく…

何故だか覚えていないが…

寝具売場を２人で見ていた｡

一緒に住むなんて…

夢の夢なんだけど…


そんな時…

美里が､驚いて僕の手を引いた｡

その場を逃げる様に…


その場には…


美里の会社の上司がいた｡


僕もﾁﾗｯとみた｡


珍しく､ちょび髭の男だった｡

結局逃げる様に､ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞｾﾝﾀｰを後にした｡


そして､ｶﾌｪに入った｡


彼女は相変わらず紅茶だ｡



店内では､下を向いて顔を上げない美里｡


余り話が弾まない｡

美里の自宅付近に車を停め､ｷｽをしようとした時…

美里は泣き出した

( もう…

もう､やめよ )

明日へ続く