不倫の結末 42
車の中でポタポタと涙を流す美里。
なだめようとする僕。
新年最初のデートでお別れ?
せっかく見つけた宝物。
手離したくない
美里は僕に言った。
奥さんを大切にしている僕が好きだと…
そんな矛盾した事ばかり考えていると
そして…
今日、知り合いに会っても、紹介出来ないのが寂しいと…
だから…
もう終わりにしたいと…
泣き止まない美里を抱き締めた。
美里を傷付けたくない…
でも手離したくない…
その相反する思いに僕は葛藤するしかなかった。
今は…
一時の気の迷いかも知れないと、自分に言い聞かせ…
ある提案をした。
明日へ続く