不倫の結末 44
40代後半  岐阜県
2013/10/16 16:57
不倫の結末 44
年明けは、あっと言う間に過ぎていく…

休みには、近所の集まりや行事があったり、平日は挨拶回り等。


美里とのデートは、最後の日と決めていたから…


どうやって、彼女の心を取り戻すかを考えていたが…


結論は出なかった。

別れる事が、お互いの為だなんて…


解りきっていた。


そんな自分が考える事は…


美里を妻に迎えたならば…



あれが、前の奥さんを追い出した女だ。


そんな世間の目だった。


美里にそんな思いをさせたく無い。


凄く身勝手な思い込みだったと思う。

こうして…


約束の日を迎えた。


僕は、美里に靴を準備していた。


可愛いパンプスだ。

似合うかどうかは解らないが…


パンプスをはいて山を昇った美里を思い…


その時に、靴のサイズを聞いていたし…


新たな第1歩を…

そんな思いを込めた。


その日は、平日の金曜日。

会社を直帰し、待ち合わせ場所へ向かった。


明日へ続く
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