不倫の結末 48
電話の向こうに美里がいる。
声を聞いただけで、愛しさがよみがえる。
元気だったかと聞いた。
元気だよと…
以外に明るい声で…
美里は、僕にあれからの事を話して聞かせてくれた。
僕と別れてから、パーティーに参加した。
そこで…
一緒に行った友達は、ダメだったらしいが…
美里は…
何人にも告白されたそうだ。
僕が愛した美里だ…
当たり前だと思った。
そんな中から…
1人の人とお付き合いを始ようと思っていると言う…
相手は、消防士だと言う。
男ばかりの職場で、出逢いがないからと参加していた人なんだと言った。
僕は、嫉妬にかられた。
毎日の訓練で鍛え上げられた、精悍なマスクをした独身男性。
女性には、かっこよく見えるだろう。
美男美女?
まだ、交際を始めようとしている様な話だったのだが…
美里への嫉妬が、僕に酷い事を言わせた。
何故あんな事を言ってしまったのか?
明日へ続く