彼女との別れは､駅のﾎｰﾑ

僕は､新幹線

彼女は､在来線で…


千葉県へ…

ﾎｰﾑで､僕は彼女を後ろから抱いていた｡

季節は冬だ…

ｺｰﾄ越しでは､体の温もりは伝わらない｡


電車がきた｡

僕は彼女を振り向かせ…

ﾎｰﾑでｷｽをした｡




知らない人ばかりだ…


彼女に､思い出をとの思いだった｡


彼女には悪いが…


もう会う事は無いだろうな…


そう思った｡


こうして､僕は新横浜駅へ向かった｡



新幹線に乗ると､彼女からﾒｰﾙが来ていた｡


実は…


胸がいっぱいで､食べ物が喉を通らなかったと言う


今､急にお腹が空いてきたという


緊張していたんだね




新幹線から眺める景色は､すっかり暗くなり､建物の灯りしか見えなかった｡



彼女は…


旦那以外の男を知りたかったんだ


他の男との秘密の思い出を作りたかったんだ



そう自分に言い聞かせて､罪悪感から逃げていた



楽しかったよ

僕にも思い出が出来たよ


そう思って新幹線に乗っていた


月曜日へ続く