僕は彼女に言った


電話に出れば良いよ


彼女は立ち上がり携帯にかけよって…


電話にでた

もしもし

うん

近くにいるから…

うん

すぐ帰る



ﾍﾞｯﾄに戻ってきた彼女に言った



｢お前な…

今いくつだ…

何をしてるの

今の電話何だ｣

学生なの

今のお父さん



｢これから何か用事かあるんか？
お父さんは何をしてるか知ってるんか？ ｣



うん

今日…

病院に検査に行かないといけない日で

お父さんはその為に会社休んで

今待ってるから早く行かないと

子宮の病気の検査




その時､彼女の傷跡の理由がなんとなくわかった


｢お前

いつもこんな感じで売春してるんか｣

いつもじゃないけど

病院代がないから…



｢病院代なんて親が出してくれないの

他にﾊﾞｲﾄしてないの？｣

病院に止められてる

割り切りは…

たぶんお姉ちゃんは知ってる


｢娘がﾊﾞｲﾄもしてないのに病院代を払えるっておかしいと思わないのか？｣

貯金があると思ってる



あきれた…

｢あんな風にいつもやってるの？｣

うん

つづく