彼女は…日本の国籍を取得していたから今は日本人だが…


今の､大和撫子より…

よほど大和撫子らしかった

夜中に帰ってきて…

疲れているのに眠れない

そんな彼女の為に色んな睡眠の為の話をした

色々調べた

彼女は…

外資系に勤めていたから､海外に出張もあったが…

海外１日目のﾒｰﾙ

２日目のﾒｰﾙ

３日目のﾒｰﾙ…

こちらからはまとめて送った

帰ってくると､空港からのﾊﾞｽの中から電話をくれた


毎日…


寂しい

会いたい

そう言い出すのに時間は掛からなかった


僕も…

どんどん彼女にひかれて行った


こんな事があった

僕とのｷｽを想像し…

自分の腕にｷｽをしてみたそうだ


｢わからない｣


って言っていた


もうｷｽの感触を忘れちゃったと…


こんな僕とｷｽをしたい

そう思ってくれる彼女が愛しくて可愛くて…


だが…


会いに行く事には抵抗が…


何と言って東京まで行けば良いのか


彼女は…

いつでもこっちに来てくれるって言っていたが…

それに甘えて良いのか


そんな時…


桜の話になった


続く