朝は



彼女をゆっくり寝かせてあげた


僕は温泉に浸かり…


朝食を食べた


彼女は起きたくない様だ


朝はいつも食べないからと部屋にいた


朝食を食べた後､部屋に戻ると…


今日は少しｶｼﾞｭｱﾙなｽﾀｲﾙだった


細身のｼﾞｰﾝｽﾞが似合っている


そうだ…



明るい状態で裸を見ていない



恥ずかしがりな彼女の精一杯の乙女心かな



ﾎﾃﾙを出るが…


僕も妻からﾒｰﾙが色々入ってくる



この頃は､母がまだ生きていた…


母はすい臓ｶﾞﾝで闘病中だった



あんまり遅く帰るのも…


彼女も事情は解ってくれている


地元からは随分離れているから…


山の中をﾄﾞﾗｲﾌﾞしながら､徐々に新幹線の駅に近づいていく


名産のお菓子を買ったり


お洒落なﾗﾝﾁを食べながら


気づくと駅に到着したが…



まだ離れたくない


また駅から離れ


公園に停めると…


長い長いｷｽを交わした



彼女は…


(ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬで気持ち悪い)


そう言っていたが…


もちろん


ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬなのは…

知らない内に２時間程経っていた


つづく