ぺぺの話 12
初代のぺぺは
ご飯はゆっくり食べた
一口一口ちゃんと噛んで食べたのだが…
2代目のぺぺは
ご飯をガツガツ食べる
ある日
初代のぺぺの時の様に、ゆで卵をあげた
すると…
口にくわえて目を白黒させている
笑いながら、手を差しだし
「ちぎってあげるから頂戴」と手を差し出すと
(取られてたまるか~)と言わんばかりに
無理やり呑み込んだ
大丈夫かと見守った
食べ物への執着が全然違った
その上気が強い
初代がいかにも女の子だった事を比べると
まるで違う犬種の様に思えた
同じ犬種を続けて飼うのは初めてだったので、初めての経験だった
同じ女の子でも個性があった
人間も同じだなと思わされた
こうして、食いしん坊なニ代目ぺぺはすくすく育っていった
同じパグ犬でも
オスのパグ犬なみに大きく育ったのであった