若くて声を掛けられなかった昔の話 2
どんな体験かと言うと
アクセサリー作りだった
当時付き合っていた彼女に何か作ろうと考えたんだ
作り方を、親切に教えてくれたのは
メチャクチャ綺麗な女子大生
どストライク
一瞬で恋に落ちた
(自分に彼女おるやろ)って声は、置いといて
僕はその彼女に必死にアピール
年齢ももちろん同じくらいだ
クラブの部長さんだった
しかし
アクセサリー作りの仕上げは一年生の後輩の女の子二人にバトンタッチされた
「この教室は、何時までやってるの」
と一年生の女の子二人に聞いた
僕達二人と二人の女の子
その時点でずいぶん会話も弾んでいた
その女の子が答えた
( うちらは、後片付けをしなきゃいけないけど
4時くらいには終われるよ )
僕は
「そうか…」
と答えただけだった
僕のどストライクの先輩を誘う勇気はなく
男2人はそこを後にした
学祭の最後を見届ける事なく…