日本に死刑制度がある理由
40代前半  岡山県
2010/09/19 7:33
日本に死刑制度がある理由
これは偏に日本人が人の命を非常に大事に思っているからに他ならない。

人の命を最大に尊重する国民

だからこそ日本には死刑制度が残っているのである。


刑法の基本は犯罪と同等の罰を与えて犯罪に利得を認めないというもの。

つまり「目には目を、歯には歯を」というハンムラビ法典の趣旨と同じである。


では人命を奪った罪に相当する罰とはいったい何であろうか?

懲役刑か、それとも罰金刑か?

でもそれであるなら、人命は懲役や罰金と同等の価値ということになり

人命がかけがえのないものとするなら、そこに矛盾が生ずる。

つまり人命と同等の価値のモノはこの世には人命しかあり得ず

人命を奪ったモノは、自分の命を差し出して自らの罪を償うしかないのである。

なぜなら人命以上のものは何も無いのだから。

もちろん、その人命を奪った行為について色んな事情・情状が考えられ

その状況に応じて罪に酌量を加えなければならない。

それによって最大の死刑という刑罰から情状酌量の余地の程度により減刑されるのである。

日本においては殺人罪にのみ死刑が適用される意味は実はこんなところにある。

他方、中国などの人権後進国においては殺人罪以外にも死刑が適用され

ここが人の命に対する考え方が日本とは大きく違うことがよく分かる。


では、欧州諸国では何故に死刑が廃止される傾向にあるのか?

それは欧州諸国ではかつて暗黒の時代があり

国家による裁判で無実の人たちがどんどんと断頭台に送り込まれ

多くの人が亡くなった。

そういう時代を経て人々の脳裏に国家による裁判を信用しないという考えが浸透しており

その裁判によって死刑になるのをとても嫌がるのである。

彼らは基本的に裁判を信用していない。

だから裁判員制度を作って国家ではなく、市民に裁いてもらうことを希望するのである。

逆に日本では裁判制度は江戸時代より広く国民に信用されており

死刑制度が支持されるもう一つの根拠となっている。


つまり日本が野蛮だから死刑制度があるのではなくて

人命をとても尊重する倫理観を持つ日本国民だからこそ維持できる制度であり

世界に対してむしろ誇って良いと自分は思うのだ。
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コメント

40代前半  岡山県

2010/09/19 7:52

2. >かずやさん

コメントありがとう[ウッシッシ]

自分は千葉景子前法務大臣を念頭において書いてます[ウィンク]

と同時に、マスコミや法曹関係者にも言いたいのです。

死刑制度が上記のような趣旨であるなら

2人殺人したら死刑という基準はどう考えたってオカシイ。

例え一人でも情状酌量の余地がないのなら死刑にすべき。

実際2人以上なんて規定は刑法のどこにも書いてない。

30代後半  熊本県

2010/09/19 7:45

1. そうだその通り 死刑制度反対のバカな奴らに言ってやれ[ウッシッシ]

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