尖閣諸島を中国が諦めるとでも思ってるのだろうか？

最初､仙谷官房長官は記者団に｢船と船員を返したら､中国は必ず折れる｣と語ったという｡

でも実際は折れるどころか益々強硬になっていった｡

ﾃﾚﾋﾞでは｢船長の無条件解放が今回の落としどころ｣などと大学教授がｼｬｰｼｬｰと言う｡

しかし実際は解放しても｢謝罪と賠償｣を求められる有様である｡

そして日本が譲歩を繰り返すたびに､尖閣諸島は日本の手元を離れていく｡

これは究極のﾁｷﾝﾚｰｽなのである｡

先に逃げてしまった方が負け｡

そして領土は相手のﾓﾉとなる｡

しかし諸島だけでなく､その後には沖縄やあわよくば日本の本土までも彼らは所望している｡

そんなﾊﾞｶなと思うだろう｡

でも台湾を見ていたら､軍事力で身動き取れない状態から政治的に領土化される､

そんな過程をまざまざと見せつけられているじゃない｡



｢人は城､人は石垣､人は堀｣

これは戦国武将武田信玄の名言である｡

つまり国を守るということにおいて人材こそがその元であるという考え方であり

だからこそ彼は他の大名のようには大きな城は造らなかったのである｡

翻って今の民主党を見てみるに

前首相の普天間基地問題の迷走､｢東ｼﾅ海を友好の海に｣発言｡

小沢元幹事長の６００人に及ぶ中国大表敬訪問団｡

9.11は米国の陰謀として国会でﾏｼﾞに質問する藤田幸久参議院議員｡

反日集会に参加してｼｭﾌﾟﾚﾋｺｰﾙを一緒にあげる岡崎ﾄﾐ子国家公安委員長｡

このあまりにも国家感とか外交ｾﾝｽとかに欠ける人々を民主党内に見るに付け

軍事というお城が心許ないにもかかわらず､その人材はあまりにもお粗末すぎると思うのだ｡