みなさんご存じの通り日本は法治国家である。

しかし日本で最大にして、最高の戦闘組織が実は法治されていないとしたらどうだろう？

それが今の自衛隊の実像なのである。

もちろん自衛隊法はある。

しかし日本国の最高法規である日本国憲法にてその組織の存在すら規定されていないのに

自衛隊法は果たして有効なのか？という大問題が存在する。

思えば大日本国憲法にて天皇の統帥権という問題から日本軍が憲法の枠内を外れて暴走していったように

それと同じような状態に自衛隊が置かれているのである。

憲法9条の改正に反対する御仁は、歴史から何にも学ばない人なのか？

今の日本の置かれた危うさを少しも感じない不感症の人なのか？

とんだお笑いぐさである。

もちろん日本国憲法を早急に改正し、きちんと自衛隊を憲法の中に規定し

軍隊として法治すべきであろう。

そうすることで自衛隊が晴れて日本の正規の軍隊として国家に認められることとなり

隊員たちの待遇や士気も上がることにナルだろう。

その上で自衛隊法も改正し

現在はやって良いことの羅列である法体系を

やってはいけないこと以外は全てやっても良いという風に改めるべきである。

それが軍法というものである。

例えば民間人は犠牲にしないとか

捕虜の人権は最大限に尊重するとか

そういう国際法に則った法整備をして、それ以外は何をやってでも敵の侵入を防ぐという風にしないと

やって良いことだけしか出来ないと、生きるか死ぬか領土を取るか取られるかの凄惨な現場では

何の役にも立たないのである。

自衛隊法みたいな役立たずの法律は世界には無いし

またそれを考慮して攻めてきてはくれない。