。…脱け殻の話し…。
50代前半  東京都
2017/02/15 7:22
。…脱け殻の話し…。
えっ? なに? ん?

人間様の脱け殻のお話しだと
思ったの?

いやいや!違うんです
人間様の脱け殻の日記なんて
たいそうなのは、書けま~~せん

蝉とか、かぶと虫とか・・
虫けらの脱け殻のお話し
なのかも、しれませんよ~~

さてさて、( ̄▽ ̄;)


。。。。。。。。。。。。。。脱け殻。。


あのね、そいつは学生のくせに
とにかく働いて、働いて
働きまくりました

そいつはね、働かなければ
ならない訳があったのです

実は、そいつの極近い友人が若くして
とても重たい病に犯さていたのです

治療の為には
物凄い金額が必要でした

そいつは、休みも全く無くて
仕事を終えて自宅に戻ると

憑りつかれたように食べまくって
そして、まるで死体のように爆睡して
疲れ果てた体を癒します

そしてまた
仕事に出掛けます

その友人を救いたいと強く願う
仲間達と一緒に
お金を貯めている訳でした

でもね、治療の為に必要な金額に
もう一歩っで届くところで

とある日・・
そのお金を預けていた
信頼されていた先輩とやらが
行方不明になりました

お金を持ったままでね…。

そう、そいつはその日から
脱け殻になりました とさ



あのね、若造はバイト先で
まだ、学生の頃に恋をしました

かなり年上ですが
美しい方に
恋をしてしまいました

その美しい方と
視線が重なり合うのを
何度も感じました

告白してみると
なんと!両想いだったのです

でも、美しい方には
将来を約束した方がおりました

結婚式の日取りも
決まっていたのです

そしたら、恋に落ちた2人は
逃避行をしたのです!

その逃避行は、わずか4日でしたが
片時も離れず、朝から夜まで
語り合い、抱き合って眠りについた
4日間だったのです

美しい寝顔に残る、涙の跡を見て
若造が、美しい方との将来を
決心したのは3日目の夜中でした

若造が決心して
美しい方を守り結婚する!と
と誓った4日目の朝

美しい方は、文字で素直な気持ちを
手紙に綴り

若造のボロ部屋から
気付かれないように
そっと去っていかれたのでした

美しい方は将来を約束した方の元へ
帰られたのです

若造は、何キロも痩せました
ただ時間の過ぎるのを待つ
脱け殻になりました とさ



呟きにコメントをしたのが
始まりでした

その方はとても紳士的で
とても察しも良い方との印象でした

とにかく、優しく自己主張の無い
素敵な年上の方だと感じはじめて
いったのです

コメントのやり取りを重ねて
お互い既婚の身でありながら
引かれあっていったのです

アドレスを交換したのは
そう遅い時期ではありません

毎日毎日、楽しく、嬉しいメールの
やり取りが日課になりました

おはようとか、おやすみの他愛ない
挨拶さえもドキドキしてワクワクです

いけない恋の予感も
高まりました

その方は、益々紳士的であり
いろいろと余裕もあり、経験も豊富で
交換した写メも思った通りの素敵な方

半年ものメールのやり取りが続いて
そして、時が訪れたのです

待ちに待った二人の初のデートは
その方の誕生日の前日です

誕生日の前日を一緒に過ごして
是非、お祝いしてほしいとの
お願いをきっかけとしたのです

逢い易いようにと
その方が演出してれたのでした

待ち合わせの時間にシティーホテルの
ロビーで待っていてくれたのは

写メとは全く別人で
軽く100キロあるような薄毛も目立つ
太った太った、おっさんだったのです

夢が失せたて、現実に戻されて
そのまま、その場で
脱け殻となられたのです とさ

さて、これから虫けらの脱け殻の
お話しの始まり~始まり~

あら!言いかえたなら
虫の脱け殻の話しと一緒にしちゃったら
あまりにも酷ですか?

なら、今日はこの辺で。

でもね、世間の人様達って
こんな下衆なお話しが大好きなんです
って(〃⌒ー⌒〃)ゞ
コメント不可

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