【怪談】二階の窓に
40代後半  島根県
2018/10/11 2:16
【怪談】二階の窓に
久々に怪談です。
秋の夜長の徒然に、どうぞご賞味下さいませ。

では。




妻の話です。

子供の頃、妻は近所に仲の良い友達がいたそうで、よくいっしょに遊んでいたそうです。


ある日、いつものように妻は友達のところに遊びに行きました。
友達が近所の空き地に行きたいというので、妻と友達は二人して歩いていったそうです。

友達の家と空き地を結ぶ真ん中どころに妻の家があったので、二人は妻の家の前を通過して空き地に向かったことになります。

 
妻が自分の家の前を通りかかったとき、それまで饒舌だった友達がふいに黙り込みました。
どうしたのかな、と思いながら友達の視線を追うと、妻の家の方を見ています。

妻も、なにげなく家に目を向けました。


二階の窓のあたりに、何か白いものが動いています。

妻はとっさに、

「これは見てはいけない!」

と思ったので、視線をそらせてなるべく家の方を見ないように通り過ぎました。
 
空き地についたとき、友達がちょっと青ざめた顔でこういいました。


「さっき、おうちの二階に白いおばあさんがいた…」


友達が言うには、白い服を着た老婆が、スーッと宙をすべるように進み、二階の窓から中に入っていったというのです。

夕方まで遊んだ後、妻はおそるおそる家に帰りましたが、老婆の姿は見ませんでした。


その後も老婆は現れていないそうです。



ただ、老婆を見てからというもの、妻が二階にいると、頻繁に階段を昇る足音が聞こえるようになったとのことです。

足音と老婆が関係あるのか、全く別の霊障なのかは分かりませんが…


この足音の話は以前に別の怪談話として日記に書きましたので(『【怪談】階段の怪談』)、気になる方は、そちらをどうぞ。
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コメント

こむぎ[退]
50代前半  埼玉県

2018/10/11 11:21

3.  >>2 ディーンさん
敷地にお墓~( ̄▽ ̄;)!!
それか霊道かもしれないね(>_<)

うちみたいに(^_^;

40代後半  島根県

2018/10/11 10:13

2.  >>1 ☆鯉桜★さん
思い出した順に話をかいてるから、前後わかりにくくてスミマセン…
まぁ、関連性はわかりませんけど、古い家なんで、色々あるんです。
妻の実家の地域は墓地はなくて、家の敷地内に墓をたてるのが普通なんで、そのせいもあるのかな?

こむぎ[退]
50代前半  埼玉県

2018/10/11 7:32

1. Σ(゚ω゚ノ)ノ も、も、も、もしかして、あの時の階段をダダダって駆け上がるアレがお婆さんで、階段の途中に何かがあって登れなくて悔しがってたのが、その白い老婆?Σ(゚ω゚ノ)ノ
って事は奥さんのお兄さんは老婆から奥さんを救った事になるのかな?にしても、やっぱり怖い(>_<)
話聞いてるだけでも…鳥肌立つね( ̄▽ ̄;)!!

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