甘いレモンの理論
オレ、普段から
知らない言葉や
面白そうな言葉とか
知的好奇心を刺激する言葉見ると
調べずにいられないんすよ
んで、たまたま
"甘いレモンの理論"
って言葉見かけて
どんな理論なのか
知りたくて知りたくて
結論から書くと
防衛機制の合理化の例えで
使われる理論でした
"酸っぱいブドウの理論"の
仲間みたいな感じかな
"酸っぱいブドウの理論"は
知ってたけど
"甘いレモンの理論"は
ノーマークでした
突然だけど
イソップ童話の
"狐と葡萄"という話知ってる?
キツネが、木になってる
おいしそうなブドウを見つけて
食べようとして跳び上がるけど
全部高い所にあって届かない
何度跳んでも届かなくて
キツネは怒りと悔しさで
「どうせこんなぶどうは、すっぱくてまずいだろう。
誰が食べてやるものか。」
と、捨て台詞を吐いて
諦めるという話
心理学の用語に防衛機制
って言葉があって
心にストレスがかかった時などに
心が壊れないように
無意識に働いてそれを弱める
心の安全装置みたいな
働きのことらしいんだけど
防衛機制の中には
いくつかのカテゴリがあって
その中に"合理化"ってのがあるんだけど
(他にも"退行"とか"分離"みたいな
怖い言葉もあります
)
その合理化の例として
必ず出てくるのが
イソップ童話の"狐と葡萄"の話
それで"酸っぱいブドウの理論"って
言われるんだけど
努力しても目的や欲求が達成されなかった時
その欲求と現実のギャップを埋めるために
自分に都合のいい理屈で埋め合わせしようとする
心理メカニズムのことで
女性に告白したが断られた
相手の女性の欠点をあげつらって
むしろ上手くいかなくて良かったと
思おうとする
シゴトが上手くいかなかったのは
上司が自分の意見を押し通し
自分の提案を受け入れなかったから
とか
枚挙にいとまない
てか、オレもよく使いますw
簡単に言うと "負け惜しみ" ですね
で
"甘いレモンの理論"の説明を
しているサイトだと大体
この合理化には
もう1つ"甘いレモンの理論"と
いうものがあります
みたいに、ブドウの次に
紹介されてます
こんな感じで
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どんなにすっぱいレモンでも
自分のものである限り
甘いと思い込もうとするものです。
人は、自分の持っているものが
良いものであると思いたがり
せっかく手に入れたものが
想像とはかけ離れていた場合には、
心に大きな負担がかかります。
それを、避けようとするのが
甘いレモンの理論です。
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長年片思いでいた彼と付き合うことになって
付き合ってみて想像とかけ離れていた場合
認めてしまうと心に大きな負担となるので
「でも」や「だけど」などを使い
良い人だと思い込もうとするとか
ウチの子が、悪い子のはずがない
悪い子じゃないんだけど
付き合っている友達が悪いせいでとか
こっちもいとまがないw
所有しないコトが自由の代償
と思ってるオレには
こっちはあんまり馴染みがないけどね
でも、アレっすよね
"酸っぱいブドウ"
"甘いレモン"
どっちも上等だとオレは思うけどね
だって、"甘いメロン"ばっか食ってると
他人の気持ちなんか推し量れない
デリカシーの無い人間が
出来上がりそうだし
まぁ これも
いつも"甘いメロン"ばっかりは
食べられない人間の
負け惜しみなのかも知れないけど
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